オダギリジョーと東京タワー
オダギリジョーと東京タワー
各方面から高い評価を得ているオダギリジョーさん。彼の魅力は、映画・ドラマ・CMなど、様々なシーンで独自の存在感を示せる事ではないでしょうか?
どんな場面でも「オダギリジョー」らしさが出ていますよね!男を感じさせることも出来れば、また正反対の匂いを感じさせることも出来る、中立の立場にも立てる、本当に魅力ある俳優だと思います。
彼が現在の俳優のナンバーワンだと言われるのに異議はないかもしれません。
そんな彼が「自分を最大限利用した」という映画が「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」です。
自分を利用したとはどういうことでしょう?恐らくオダギリ自身も母親と二人だけの環境で育ち、主人公のボクとの共通点があるからではないでしょうか?
その経験がまさに今回の映画の役作りに生かせた、もっというと心の葛藤まで全て理解できた演技ができた、ということになると思います。
オダギリジョーさんは「自分の人生を利用する職業において、自分に大きな影響を生むテーマは、母と息子の話だろうとは思っていました」、また「自分の感性を最大限引き出せるものは、母との関係に向き合うことでした」と語っています。
今回の映画でさらに深い演技を身につけたことは間違いないようです。